こんばんは。
心理士の風間です。
前回、ADHDの夫との付き合い方について
「やっていくことは、
順序だてて、淡々と、
今したほうがよいことで、できそうなことを具体的にしていく。」
と書きました。
これをカウンセリングでします。
疲れ切っていいるのに、申しわけない気持ちになりますが
そんなにスムーズにはいかないです。
「感触は悪くないかも」ぐらいから少しずつ。
ADHDの夫と 夫婦カウンセリング
カウンセリングでは、ADHD本人の思っていることと
あなたが感じていることのずれが、お互いに分かります。
そんなふうに思っていた?
あの訳が分からない行動はそういうこと?
とびっくりするやら、あきれるやらになるかもしれません。
理由がわかると、イライラが強くなるかもしれませんが
相手の考え方が分かるので、行動の予測がつくようになります。
これから何が起きるか想像がつくと、あなたはこころの準備ができます。
準備できるからなんなのよ!
こころの準備ができるだけで、気持ちが振り回されることが減ります。
ADHDの夫との夫婦カウンセリングで起こりそうなこと
感触としてですが
ADHDの夫婦カウンセリングは続きにくいです。
もう経験済みかもしれませんが、
夫に、ADHDの問題行動をなんとかするようにと
真正面から求めると
一気にやる気を失いやすいです。
夫のADHDに関する問題意識のうすさからかもしれません。
それなのに、ADHDの夫が、夫婦カウンセリングに行くとしたら
カウンセリングを受けることで、あなたと仲良くできる、
あなたを満足させられる、
あなたに見捨てられないなど
よほど、あなたとの生活を立て直したい理由があるのだと思います。
もちろん人によって違いますが。
共通しているのは、どんなタイプでも、夫にとって得になることをモチベーションにして、少しずつがおすすめです。
また、ADHDの人は、行動の修正は苦手でも、勘が働く方が多いです。
カウンセリングをきっかけに
夫婦で話し合えるようになる方もいます。
ADHDの夫が個別でカウンセリングに行くと
夫婦でカウンセリング行きたくない、
または、受付けてくれるところがみつからないことがあります。
それで、パートナーが、一人でカウンセリングに行くと、
「あなたはだいじょうぶです」と言われることが多いです。
それは、
もし、夫が周囲を困らせていたとしても
夫がその程度を客観的に見ていなければ、医療従事者に事実は伝わらないからです。
あなたが結婚相手に選ぶほど魅力的なところがある方です。
一見、パートナーはだいじょうぶなんです。
でも、カウンセリングに行くということは、
ADHDの夫は、意識していなくても、どうしても解決できない絶望感を味わっていると思います。
カウンセリングで、そこをゆっくりみていけたら
発達障害との付き合い方をみつけることにつながるのですが。
ADHDの夫をもったあなたは、どうしたらいいのか
発達障害の夫は、あなたの頑張りに合わせて、変わりません。
通じないので、夫に腹立ちをぶつけてもすっきりしません。
むなしさを感じ尽くすのを繰り返します。
そのうちに、どっちがずれているのか分からなくなってきているかもしれません。
発達障害の方は、裏がなくて、優しい人が多いですよね。
あなたは、何度も限界を超えているのに、
結局、夫を憎み切れないかもしれません。
良くも悪くも関係性は、
少しのことで大きく変わることがあります。
期待をもつことの辛さは、知り尽くしたかもしれません。
対処に終わりはないかもしれません。
どんな助けでもいいので、どこかに求められますように。
どんな助けでもいいので、どこかで受けられますように。
読んでいただきありがとうございました。
予約の申込みを受付ています。