もうひとりの私からカウンセリングを受けたい

心が不安定なとき、解決する方法、癒す方法は、いろいろあります。

どのやり方でも、あなたにとって助けになるならそれが一番大切な方法。

わたし自身も不安定になることがあります。そういうとき、心理療法のトレーニングのを通して、癒されることがあり、カウンセリングに力を感じます。

あなたの気持ちを受け止める相手が必要なとき

カウンセリングで、ときどき耳にする言葉は、

「カウンセリングをいつか受けたいと思っていたけれど、そこまでしなくてもなんとかなるかな」

「話をしても何も変わらないし、無駄だと思っていた」というようなものです。

カウンセリングは、無駄なのでしょうか。

たとえば

  • 話を聞いてくれる人はいるけれど、気を使ってしまう。
  • 平気な顔しているけど、あとですごく疲れが出る。
  • 原因はわかっているけど、どうにもならず、メンタルが深くやられていく。
  • 家族の苦労を全部背負って、おろせない。
  • 癒して、楽になり、解決したはずのに、いつしかまた戻ることをくりかえしている。
  • 結局、私のことをわかってもらうのは無理
  • このままではだめな気がするけど精神科には行きたくない。

こういうとき、自分でもよく分からない何かが、そのままになっているかもしれません。

カウンセリングは本来の力を気付かせてくれる

答えをだれかに言ってもらいすっきりすることもありますが、自分の中から出てくる気付きはあなたの人格の一部になっていきます。

カウンセリングは、それを助けます。

カウンセリングを避けることで、身を守ろうとする

カウンセリングを受けたほうがいいと思っていながら、
「自分の悩みは、たいしたことじゃない」
「そのうち時間が解決する」
「お金を払ってまで受ける必要はない」
「前に受けたけれど何も解決しない」
「人に話をするエネルギーがない」

このように受けない理由を探してしまうとき、それは、いま向き合うことで、保っていたバランスを崩す不安からきていることがあります。

それは、生物としての勘が働き、向き合うのを避けることで身を守っているのかもしれません。

その思いごと、カウンセラーにぶつけるか、カウンセリングを受けず、少し一呼吸おくか。私にはなんとも言えません。

でも、いろいろなことに、敏感になっているような気がしたら迷わずカウンセリングを試してほしいです。

ただし、話すことで混乱し、幻覚や幻聴、解離の症状が強くなるなどのとき、医療に助けを求めたほうがよいことがあります。

安全な人はどんな人?

私は、もう一人の私にカウンセリングを受けたいと思うときがあります。

その人は、私のことをだれより理解している。
安易に解決策を押し付けない。
一緒に考えて、私の奥にある思いに気付かせてくれる。
私を傷つけない。
私にとって間違いなく安全な人。

あなたにとって安全な人はどのような人でしょう。
なかなか出会えないかもしれないけれど

ともだちや、同僚や、カウンセラーなど、それぞれの人の一部を合わせると、かなり強力な味方になるかもしれません。

あなたが必要とするときに、そのときに必要な助けと見守りを、得られますように。

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