こんばんは。
心理士の風間です。
年末年始が近づいてきますね。
この時期は、すれ違いの多かった家族でも、なにかと顔を合わせることが増えます。
休みが重なり同じ空間で過ごすことが増えると、ちょっとしたことでイライラ感が増えていきませんか?
怒りっぽい人が自分の場合
- イライラが止められない
- 爆発してしまう
このような自分に気付いているなら、
アンガーマネージメントを調べたかもしれません。
ネットにたくさんの情報があるので
ちょっと違う方向から考えます。
怒りっぽい気持ちをコントロールする
まず、「怒りをコントロール」するってどういうことなんでしょうか。
別の見方をすると
「怒るのは、感情をコントロールできていないから」ということになりません?
怒りっぽい気持ちはコントロールできるのか
「感情ってコントロールするもの」だと思いますか?
そもそも、コントロールできるものなのですか?
もちろん、時と場合によりますよね。
うれしい、楽しい、すごいなど肯定的なものは、だいたい表面にだしてOK。
ネガティブな感情はどうでしょうか。
悲しい、寂しい、嫌い、悔しいなど、あってあたりまえの感情ですが、
多くの人は、いつでも、どこでも出さないようにしています。
特に、怒りは、表さないほうが評価がよくなります。
怒りっぽい気持ちは、下手に抑えると爆発する
アンガーマネージメンとを学び
いつも気持ちをコントロールするよう気を付けているうちに、
今ある自分の気持ちをないことにすることがあります。
がまんして、がまんして、がまんして…
「コントロールできている!」
と思ったら、
あるとき、ドッカーンって爆発したという経験ありませんか?
そうなんです。
コントロールしているつもりが、単に抑えているだけのときがあります。
それでアンガーマネージメントするのは、や~めたとなることがあります。
怒りっぽい人の対処法①…怒りを認める
怒りのエネルギーって強いです。
小手先でなんとかなる怒りもありますが、根の深いものもあります。
根がどこまで深いかに関わらず、
まずは、そういう自分を責めず丁寧にあつかうのはいかがでしょう。
なくそう、ふたをしようとしなくていいのです。
たいへんだったね、
それは怒るよねと、
自分の怒りを認めます。
これは怒りと向き合うことです。
単に表面をコントロールするのとは違います。
何に怒っていたのか。
怒りはどこからきているのか。
ゆっくり自分に問いかけます。
怒りっぽい人の対処法②…怒りをためない
ため過ぎないで、いかに少しずつ出していけるか!
怒りっぽい人って、実は、その人なりにかなり我慢しています。
違いますか?
忍耐力がないから怒りっぽいのではなくて、
忍耐しすぎてるから怒ってしまうのです。
忍耐力ありすぎて、ため過ぎてるから、大きく爆発してしまうのです。
怒るかわりにできること
忍耐するより、
何をしてほしいのか具体的に言葉で伝えてみましょう。
これ、よくきく言葉です。
そして、なかなかできないことでもあります。
続きます。