パートナーに発達障害がいる私がカウンセリングを受けると……

雪は溶けると形が変わります。発達障害のパートナーとの関係も変化はおきます。 カウンセリング
雪がついている木と雪の中の道

こんばんは

心理士の風間恵美子です

「パートナーに発達障害がいる私がカウンセリングを受けると、どんなふうにしてくれるの?」

これ、友人からの質問です。

わたしの答えは、

「自分を癒しながら、

自分がどうしたいのかをみつけていくの。

発達障害の相手ではなく、自分を見ていくモードになるの。

そうすると、今より相手に伝えやすくなる。

自分たちにちょうどいいやり方を見つけていく。

カウンセリングはそれを支えるイメージ。

できれば、どの時期からでも、ときどきでもいいので、

カウンセリングを一緒に受けれるといいと思うわ。」

発達障害、夫婦カウンセリングの効果

発達障害のパートナーは、たぶん、あなたの感じ方がわかっていません。

でもパートナーに悪意はなくて、むしろ純粋すぎて、

当然の理屈に合った行動をしているのに

なぜか周囲が怒っているのか、あきれているのか、想像ついていないことが多いです。

不安でいっぱいなので

パートナーを責めないだれかが間にはいることで

安心、安全を感じ

スッと内容が入っていくことがあります。

発達障害の夫婦カウンセリングは続きやすいか

データをとっていませんのであくまで感触としてですが

発達障害の夫婦カウンセリングは続きにくいです。

パートナーが発達障害に関する問題意識がうすいことが多いからかもしれません。

ですから、発達障害に向き合うことを相手に求めるよりも

あなたを満足させるためであるとか

パートナーが過ごしにくくなるとか

パートナーにとって得になることをモチベーションにするほうが続きやすいです。

発達障害のパートナーが個別カウンセリングに行くと

パートナーが、カウンセリングに行くと、

「あなたはだいじょうぶです」と言われることが多いです。

あなたが結婚相手に選ぶほど魅力的な方です。

もし、パートナーが周囲を困らせていたとしても

その程度に気付かず問題意識がうすければ、

一見、パートナーはだいじょうぶなんです。

でも、カウンセリングに行くようになるころには、

発達障害のパートナー自身は、

絶望感を味わっていると思います。

カウンセリングで、そこをゆっくりみていくことが

発達障害との付き合い方をみつけることにつながります。

発達障害のパートナーをもったあなたはどうしたらいいのか

答えはないです。

発達障害のパートナーは、あなたの頑張りに合わせて、変わらないですし。

通じないから腹立ちをぶつけられません。

むなしさを感じ尽くすのを繰り返します。

そのうちに、どっちがずれているのか分からなくなってきます。

発達系…裏がなくて、優しい人が多いですよね。

何度も限界を超えては、結局、パートナーを憎み切れず。

対処しても終わりがありません。

これ、カサンドラ症候群ですよね。

良くも悪くも関係性はずっと同じではありません。

少しのことで大きく変わることがあります。

どちらかが関係を切ることもありえます。

期待をもつことの辛さは、知り尽くしたかもしれませんが、

どんな助けでもいいので求められますように。

どんな助けでもいいので受けられますように。

思ってもいなかった安らぎが与えられますように。

読んでいただきありがとうございました。

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