こんばんは。
心理士の風間恵美子です。
進んで口にはしていなくても、人付合いがめんどうな人、けっこういるようです。
また、人付合いは平気という人の中に、自分なりに工夫し、やりすごすコツ、方法を使い、なんとかしているけれど、本音は人との関わりを避けたい…という方、少なからずいます。
避けたくなる気持ちは、悪いことではない
人を避けたくなるとき、一番大切なのは、
まず、その気持ちを大事にすることです。
なかには、「避けるのは、よくない」という価値観の刷り込みがあるのかもしれません。
でも、避けたくなるには、それなりの事情や理由があります。
あなたなりの事情や理由を大切にしていいのです。
複雑な気持ちもそのまま受け止める
避けたいけど、仲良くしたい。
輪に入りたいけど、自分から近づくのはできない。
こういう複雑な気持ち
クルト・レヴィン(Kurt Lewin)による葛藤の3分類、接近ー回避の葛藤にあてはまりそうです。
つまり、その思いは自然なこと
そして、〝できない自分と向き合う辛さやおそれ”も
分類としてあがるぐらい、人がもっている自然な感情ともいえます。
その気持ち、もっていてもいいのです。
自分を責めたくなるときは
- わたしはいつも人に好かれない
- 気のきいたこと言えない
こうしたネガティブな思いが浮かぶと、
〝こんな自分はダメ”とできないのを全部自分のせいにしてしまいがち。
でも、そんなときこそ
「いろいろあったんだよね。がんばってきたよね」
と、いままで居心地が悪くても、やってきた自分に優しくしてみてほしいです。
気持ちの背景を探る
少し落ち着いてから、
その気持ちがどこから来ているのか、じっくり探ってみるのはどうでしょう。
ひとりで難しいときは
ちょっとしたことなら、一人で探れるかもしれません。
でも、たいてい、辛いことや影響が大きいことは
身を守るため、無意識に奥深くに押し込まれていてることが多いです。
そこを無理やりひっぱりだすとバランスを崩すこともあります。
心理の専門家に声をかけてみてはどうでしょうか。
手伝ってくれる人が近くにいますように。
そして、まだ出会えていないなら、そんな人と出会えますように。
このブログを読んでいただいているのも、出会いのひとつ。
助けになる何かがありますように。