心理療法とその効果の実際

カウンセリングで、どのような心理療法をしているのかお知らせします。

ベースにしているのは次の三つです。

支持的精神療法    
つらさや不安をそのまま受けとめ、支えながら、日々を過ごす力を整えていく方法。

精神分析的精神療法  
繰り返してしまう感情や人付合いのパターンを、話をすることで気付いていく方法。

表出的精神療法    
いまの問題や抑えていた感情を、少しずつ言葉にしていくことで、自分らしさを回復していく方法。

これらは、お互いに信頼があってこそ効果が出るものです。

信頼は、短い時間でできるときもあれば、何度も会って少しずつできていくときもあります。

あなたのペース、そのときの気持ち、様子に合わせていきます。

どの療法も、話合って無理なく進めます。

いくつか、セラピストの経験からの例を紹介します。

認知行動療法  
自動的に頭に思い浮かぶことと行動を使い、ストレスや悩みを減らしていきます。

6回、10回など回数を決め終了にします。その後、目標を変え、続ける方もいます。

認知行動療法をすることで、いまの自分の状態が分かりやすくなり、

落込み、不安、緊張など、いろいろな症状が改善されていく方が多くいます。慣れてくると自分ですることができます。

一方で、過去のできごとなどが深く関わっていることがあります。

そのときは、違う療法をすることで根本から変わってくることもあります。

・ブレインスポッティング(BSP)
見ることによりトラウマや問題を解消していきます。

よくなってはいるけれど、悪循環が続いてるとき、目の前の問題や困りごとの奥に何かがあるとき、BSPをすると、困りの解消に向けて、動き出すことが少なくありません。

・ソマテック・エクスぺリエンス(研修中)
身体の感覚に意識を向けてトラウマを解消していきます。

研修中のため、詳しくはお伝えしませんが、少し取り入れることで、意識していることより、深いことに気付いたり、問題が解消されていくことが多くあります。

・思考場療法
つぼをタッピングして不安や怖れ、パニック、抑うつなど様々な症状を改善します。

明らかに、症状が軽くなる方が少なくありません。これもセルフケアとして使えます。

・自律訓練法
自分ではコントロールできない身体の状態を整えていきます。

毎日行うと、冷え性の改善や、睡眠の質が上がるなど、いろいろな心と体の変化に気付くことが多いです。

健康な人、自律神経の不調がある方、緊張の感じやすい方など、それぞれに効果があります。

まず、一定期間、ルーティンにして、練習することをおすすめすることが多いです。

禁忌となる病気がありますので、話し合って進めます。こちらもセルフケアとして使えます。

・ナラティブエクスポージャーセラピー(NET)
人生史を物語ることでトラウマ、解離症状を軽くしていきます。

例:人生史なので、人により違いますが、少なくても10回以上のセッションをします。

フラッシュバックのように、過去の記憶で、現在、苦しめられていたのが、「過去の出来事」として整理されていきます。

他にも、ワークを進めることがあります。

どのような療法が合っていそうか相談してすすめていきます。

効果のある療法は、今後も積極的に学び、取り入れていきます。

気になることは、気軽に問い合わせください。

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