発達障害の診断は、いつうけたらいいですか?

発達障害
こんばんは
心理士の風間恵美子です

発達障害について、知識をおもちの方が増えています

ちょっとしたことでもセンサーが働いて発達障害かも? と思っている方がおられるかもしれません

小さいお子さんで、診断を考えているなら、入園、入学の1年くらい前から予約をして、診断を受ける準備をするのがよいと思います

どうしてかというと、集団の場では、診断名があると理解を得られやすいからです

でも、その前に、考えてみてほしいのは次のことです

  • なんのために、診断を受けたい?
  • 診断があると、なんの役に立つ?
  • 親の不安をへらすための診断になっていない?

ご存じのように、発達障害の診断を受けても、子どもの特質は変わりません

問題が消えてなくなることもありません

どんな対応がよいのかは、診断結果だけで決まりません

いま、子どもが困っているのか、周りがこまっているのか、その子の周りで何が起きているかに合わせ、オーダーメイドで考えていきます

気を付けるのは、診断をうけ、原因をみつけた気がして満足してしまうことです

そして、子どものやりにくさ、生きにくさへの対応はこれからなのに、なんとなく受け入れて終わってしまうことがあります

もうひとつ

ちょっとした違和感があるなど、発達が気にかかるけれども、トラブルが少ない場合は注意が必要です

子どもは、意識せずためこんでいるかもしれません

どうせ分かってくれないとあきらめていることもあります

そうすると、数年してから、じわじわ問題がでるときがあります

すべてに完璧な対応をすることは、不可能なことだと私は思います

発達障害は、できそうでできないところと付き合っていきます

分かっていそうで分かっていないところと向き合っていきます

長いおつきあいで、周りの人は、ぐったりくるかもしれません

でも、子どもらしさ、やさしさはピカイチと感じています

できることをひとつずつやっていけますように

また、生活の中に笑いがありますように

読んでいただきありがとうございました

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