こんばんは。
心理士の風間です。
前回の続きです。
Aさんの奥さんが話してくれたエピソードです。(内容変更、掲載許可)
怒りっぽい人、Aさん
突然怒り出すAさんに奥さんは疲れ果てていました。
「いきなり3週間、まったく話をしなくなって、
ごはんも食べないし
しかも、食べないって連絡をよこさないで
いきなり食べないの。」
話せるようになってから、よくきいたら、
あのとき、Aより先に私がごはんを食べ始めたからだって言うの」
「こんなことで3週間口をきかなくなるなんて、
もう関わるのがほんと嫌になるわ」
怒りっぽいAさんは何を感じていたのか
Aさんは、先に食べる=自分が大事にされていないと感じました。
パニック状態で、思考がとまり
余裕のなく、不安でいっぱい。
それに気づいていない人が多いです。
怒るわりに傷つきやすい人が多いです。このときは、身を守るための大きな怒りでした。
怒りっぽいのを止めたいときに意識する4つのこと
- 〇〇すべき思考がないか自分をみつめる。
- 正解、不正解以外にも答えはある。
- 怒りに気付く。
- 怒りを言葉で説明する。
これらを同時進行していきます。
怒りを分析し、ササッとコントロールができることもあります。
でも、しばらくたつと、
もとに戻っているのはよくあることです。
怒りっぽさを分析してみる
お伝えしたいことは、「急がば回れ」。
- どんなことに怒りやすいのか
- 自分は何を求めているのか
- 怒りのパターンがあるのか
Aさんの場合について考えます。
何にイラついているのか、
どうしてイラつくのか
自分をみつめました。
- 人が効率悪いことをしているから
- 自分が大切にしている考えを雑に扱うから
- 自分の指示したた通りにしないから
- 自分のやっていることを邪魔するから
これは正しいかどうかのジャッジのためではありません。
こういう思いに気付いたAさんは、
自分で変わっていきます。
ただし、まったく怒らない人にはならないと思いますが。
単純な怒りっぽさではない場合
- 人よりも怒りを感じやすい
- 怒りのあとに報復をする
- 過去のことと結びついて怒りが倍増する
- 怒らせるやつが悪いと思い、自分の怒りを振り返りたくない
どの感情も大切な自分のパーツです。
自分の怒りも大切な感情の一つです。
ここでは詳しくとりあげませんが、
単なるマネージメントではなく、
片付いていない思いとして、見ていきたいです。
怒りっぽいのを気にしてくれない
怒りをまきちらしておいて気にしない人が多いです。
自分が変わらないと、捨てられる、今の生活が続かないなど
追いつめられると、
相手のために取り組むことがあります。
いつも怒りを向けられている方、あなたは悪くないです。
自分を守ってほしいです。
読んでいただきありがとうございました。