こんばんは。
心理士の風間です。
引続き「ちょっとしたことなのにダメージが大きい」についてです。
これは、無数にダメージを受ける理由があります。
ここでも、そのうちのひとつを
HSPという言葉で片づけずに考えていきます。
ダメージをうけやすいのはなぜか
ふりかえってみて、こんな特徴がある方はいませんか?
- 人との関係性を大事にできない。
- ふりかえると、失礼なことばかりしてきている。
- 人あたりは悪くないので好かれていたが、仲良くなりきれない。
- 自分は傷つきやすいのに、人の気持ちが分かっていなくて人を傷つける。
- 自分の考えを、すぐ人にゆずる。
- 疎外感はあっても、あえて人を求めない。
- 執着がうすく、いさぎよいと思われる。
発達障害のようでちょっと違い、
HSPとも違う、
愛着が弱いというのが近いかもしれないです。
特に生活で困るわけではない人です。
自分のことを大切にすることがよくわかっていない。
築いていたつながりを実感していないので、切ることに躊躇がありません。
切れたあとで、つながりを切ったことに気が付きます。
もしかすると、自分に価値がないと奥底で思っていて、
自分を大切にできていないのかもしれません。
ダメージを受けやすい人の助けかた
本人は、人を避けていないけれど
人との距離があって関係を築いていけません。
これは、近くの人が気付いて
楽に人と関係を築くコツを伝えるといいかもしれません。
(相手が望んでいなければ、うとまれるので、事前の話し合いが必要です)
たとえば
「そこは、丁寧に理由を話したらいいよ」
「相手が忙しそうとか思わなくていいから、挨拶しておいで」
「声をかけると相手はうれしいんだよ」
など、まるで、発達障害の対応のようです。
困りはないけれど回り道の人生
小さいときに、助けてもらったことがないのかもしれません。
コミュニケーションをとれないわけではないけれど、つながっていけない。
自分を大切な人だと思わないことが普通になっているから、特に問題意識がない。
最初から自分が満たされることを望んでいない。
あきらめるという感情が湧かないくらい、自分を優先しない。
でも、日ごろ、
「ちょっとしたこと」でもダメージになる。
紙一重のところで自分を保っている。
なんの名前もつかないけれど、やりにくさがある人、まわりにいませんか?
自分の可愛がり方がわかると、幸せ感が増える人です。